2011年3月30日水曜日

福島の友達からのメッセージ Message from Japanese Friend

アメリカからのあたたかい励まし、本当にありがとうございます。
地震、津波、原発。
まさに今、三重苦といわれている福島から、コメントを
書かせていただきます。
私の住む町は原発からは離れており、海岸線でもないので
実際の被害は地震によるものだけでしたが、
地震そのものは、マグニチュード9、震度6強という
今までに経験したことの無い恐ろしいものでした。
激しい揺れが2分以上続き、このまま家ごと潰れて
死んでしまうのだろうかと、覚悟をしたくらいです。

友人は宮城の仙台で2日間、津波で流されたがれきに
埋もれて過ごしました。
別の友人が教師として勤める中学校では、校舎が津波の
被害に遭い生徒と先生が命を落としました。
まさに、数時間前まではごく普通の生活をしていたはずの
人々が、1瞬のうちに生活すべてがひっくり返され、
家族を、学校を、職場を、仕事を、奪い去って行ったのです。

それでも、私たちはいつまでも打ちひしがれているわけには
行きません。

家族を全員失くした子どもが、避難所の中でボランティアとして
小さなお子さんの世話係をかって出ています。
家を流されたご老人が、生かされた命を最後まで一生懸命生きる、と涙を見せずに語っています。
泣いてばかりはいられません。
こうやって、皆さんの支えや励ましがあることで、
私たちは人と人とのつながりがどれだけ素晴らしいものか
あらためて知ることが出来ました。

遠く離れていても、会ったことが無くても、一緒に嘆き
悲しみ、そして、支えて下さっていることに
心から感謝します。

アメリカは大学時代をアメリカで過ごした私にとって
第二のふるさとです。
大好きなアメリカからの大きな支えを受けて、
これからも頑張って行きます。

まだ、日々原発の恐怖に怯えながら過ごしております。
私たちは冷静に落ち着いて物事を見極めながら
行動して行くしか出来る事がありません。
怖くて、すべてを捨てて逃げ出してしまいたくなるけれど、
それは出来ない。
震えて隠れていても明日はやって来ます。
だったら、精いっぱい生きなくてはなりません。
現況がこの先今以上に悪化することが無いよう、
ぜひぜひ貴国のお力もお貸しください。
その他世界中のお力をお貸しください。
神のお力もお貸しください。
安心出来る生活が戻った時、私たちは出来る限りの御恩返しを
するつもりです。
とにかく、今は私たちに安心して外を歩ける環境を下さい。

皆様の愛情に心より感謝申し上げます。
今後もご支援のほど、よろしくお願いいたします。

Hiroko

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